2012-09-20

骨折治療と神経外科の治療に新システム(SOP)を導入しました。

近年、骨折治療においてロッキングシステムと呼ばれる器具(プレート)が使われるようになりました。
骨折症例が増えるとともに、当院では、数社の中からイギリスのOrthomed社製品の、SOP (string of peals) Universal Locking Plate System を輸入しております。
従来の方法に比べ、骨の形に合わせ様々な角度からより強固な固定が可能になりました。今までより選択肢の幅が増えるとともに、癒合不全等の難治性の症例においてもよい成果が期待できると思います。
骨折の治療では、骨折の部位や骨折の種類、動物の年齢や性格、飼主様の経済的負担(材料費)も考慮して手術方法を決めています。
このシステムに頼らず治したいものですが、、、時と場合に応じて、また症例に応じて、武器(=器具)は大切です。器具がないからといって、治せるこが治らないなんて事がないように。。。
また他院で手に負えない症例でも、飼主様から信頼を得れるよう病気と向き合っていきたいと思っております。